肥満について

健康に必要な栄養素を含んだ食品をバランスよく食べることで肥満は防げます。

肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積された状態のことを言います。これは食べることによって摂取
するエネルギーが活動することによって消費されるエネルギーを上回ることで起こります。肥満はそれ自体では病気ではないですが、糖尿病や高血圧・心臓病・痛風・高脂血症・脂肪肝など合併症を伴うケースが多く、生活習慣病の主な原因となっています。予防策は当然のことですが運動することがが一番です。しかし、ここでは運動についてではなく食生活面からみた肥満について、ご紹介いたします。
 
これまで脂肪や高カロリー食をとると体脂肪が増えると考えられてきましたが、体脂肪増加に直接つながるのは炭水化物です。大幅にカロリーを抑えた食事でも炭水化物を多く含む食事では体脂肪は減りません。体内では様々な栄養素やビタミンミネラルなどが連携して、体調の維持を図っています。偏食や無理なダイエットは、むしろ不健康で、必ずといっていいほどリバンドを起こします。肥満解消で大切なのは総摂取カロリーよりも食事の栄養バランスなのです。
 
バランスの良い食品をとるためには、タンパク質や糖質、脂質など体の基礎を形成する栄養素とビタミン、ミネラルなどの体の潤滑油となる栄養素を毎回の食事で十分に摂取する必要があります。
中でも現代人はビタミン・ミネラルの不足が指摘されています。食事などから摂取した栄養素を素材として、自分の生命活動のために必要な物質に合成することを代謝と言います。栄養素の代謝には、酵素が必要です。酵素を助ける働きがあるのは、ビタミンB群です。特にタンパク質が分解されたアミノ酸の代謝には、レバーや鮭、マグロ、バナナなどに含まれるビタミンB6を補酵素とする酵素が欠かせません。たんぱく質だけを摂取してビタミンB6を取らないと、たんぱく質の代謝が円滑に行われなくなり、肥満の原因となります。肥満は単に栄養素の過剰摂取だけではなく、こうした代謝に必要な栄養素の不足が原因でも起こります。
 
栄養素別の食品の分類
1.タンパク質・カルシウム・鉄を豊富に含む食品
  卵、牛乳、乳製品など
2.タンパク質・ビタミンを多く含む食品
  魚介類・肉類・豆類など
3.ビタミン(ビタミンC)・ミネラルを多く含む食品
  野菜・芋類・果物など
4.糖質・脂肪が多く主にエネルギー源となる食品
  ごはん・穀物・油脂・砂糖など
 
上記4つのカテゴリーに分けられた食品群を毎回の食事でバランスよく取ることにより肥満防止のみならず健康な体を維持することが可能となります。